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放射線治療をした人もインフルエンザから守るタミフル

患者を診ている女性

タミフルは高齢者や小児、基礎疾患を持つ患者等のハイリスクの人たちをインフルエンザの脅威から守るのに強力な薬です。
一般にはインフルエンザの治療薬として知られており、発症から48時間以内に服用を開始することで、症状が緩解するのを1日か2日程度早めるという効果があるという認識がなされています。
この1日か2日を大きなものと見るか小さなものと見るかは個人によって意見が分かれるところでしょう。
しかし、肺炎や中耳炎、脳症などの合併症を生じやすいハイリスクの人たちにとっては一日の差が生命に関わることもあります。
そういった意味合いからタミフルは多くの人の生命を守る薬としての地位を占めています。
治療ではなく、予防の観点から生命を守る役割を果たしているのがワクチンであり、予防接種によってインフルエンザにかかるリスクを低減させることができます。
しかし、免疫を獲得するために行うものであるため、放射線治療を行っている患者の場合には効果があまり期待できず、医師の指導を受けて断念させられることが一般的です。
放射線治療では免疫細胞が障害されてしまうことは否めないからであり、もしワクチン接種を行いたい場合には放射線治療を終えてからになります。
しかし、その時期には既にインフルエンザシーズンに入ってしまっている場合もあるでしょう。
ワクチンの効果が出てくるには2週間から4週間かかることから、シーズンに入ってしまってからではあまり効果を期待できません。
そこでやはり患者を守ることができるのがタミフルです。
タミフルは予防目的で飲むことも可能であり、飲んでいる期間はほとんどインフルエンザにかかる心配がなくなります。
全額自己負担になるとはいえ、確実な予防法の一つとして有用な選択肢なのです。

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